ホワイトバランスちゃんと設定していますか?

普段の生活で写真や動画を撮る際にホワイトバランスを気にしている方は少ないかと思います。
中には「ホワイトバランス?何それ?」って思う方もいるかと思います。

ホワイトバランスとは機材に「これが白」と白を覚えさせる為の機能です。
光は種類によって様々な色や特徴を持っています。
人間の脳は、「これは白い物だ」と自動的に補正するのですが、写真機やビデオカメラをでは白い色が解りません。
例えば電球などの光は黄色がかってますが、曇りの日の屋外では青っぽい色が付いています。
写真機やビデオカメラでは色味をそのまま再現するので、シチュエーションによって画像や映像が赤く写ったり、青く写ってしまいます。

HP制作やグラフィックデザイン・映像制作など静止画と動画の両方を手掛けている身としてはホワイトバランスの設定はいつも気にしています。
信じられない話ですが、HP制作など行ってる同業者の方ですら「ホワイトバランス?何それ?」って方もいます・・・・・

写真であれば一瞬を切り取るので、機材に任せてオートホワイトバランスで撮影しても後からPhotoshopなどの画像修正ソフトで修正はできるのですが、映像制作ではそうはいきません。

業務用のビデオカメラにもオートホワイトバランスの機能は付いているのですが、毎秒ごとに光の変化を感じ取り補正をかけてしまうのでオートホワイトバランスで撮影した映像をよーく見ると、色味がチラチラ変わってしまいます。
なので、映像制作の現場でオートホワイトバランスは使うことはほとんどありません。
最近では4Kや8Kの映像が普及していますがいくら高画質になっても、"ピントが合っていない" "色味がしょっちゅう変わる"のでは折角の高画質も全く意味がありません。

Youtuberの方でよく見るケースなのですが、コストパフォーマンスが良くスマートフォンよりも高画質な映像が撮れるので一眼カメラで動画を撮っている方を良く見ます。
しかし、ホワイトバランスをオートで撮っているため色味がチラチラ変わったり、オートフォーカス機能を使って映像を撮っているためピントがしょっちゅう外れて見づらい映像をよく目にします。

家庭用のビデオカメラや写真機にもホワイトバランスの設定は必ずついています。
ちょっとした事かもしれませんが写真や動画を撮影する時にホワイトバランスをオートではなくてちゃんと設定して撮影してみると、もっと良い写真や動画が撮れます。
ホワイトバランスをオートではなく、ご自身で設定してみてはいかがでしょうか?